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棟板金の釘浮きの原因とトラブル

2026.07.16

外壁塗装

■棟板金の釘浮きが起こる原因

釘浮きの最も大きな原因は、温度変化による金属の膨張と収縮です。
棟板金は直射日光を受けやすいため、日中の暑い時に金属が膨張し、その際に釘も一緒に外側に引っ張られます。
そして、夜間の寒さで収縮しますが、この際棟板金は収縮しても釘はそのままの位置に残ったままの状態になります。
この動きを繰り返すことで釘が浮き、次第に抜けてきてしまうのです。
とくに寒暖差の激しい地域では、特に注意が必要です。

■貫板の経年劣化

棟板金の下地材となる貫板は木材で作られていることが多いため、雨風の影響で腐食や劣化が進んでしまいます。貫板が腐食すると釘をしっかりと固定できなくなり、浮いてきてしまいます。
さらに、棟板金そのものの劣化も釘浮きの要因です。
棟板金の耐用年数は通常15〜20年程度とされており、年月が経つにつれて釘に錆が発生したり棟板金自体が劣化したりします。
このような変化によって釘を固定する力が弱くなり、釘が浮きやすい状態になっていきます。

■台風の影響

台風や強風時には、棟板金が風によって浮き上がろうとする力が働き、このような力が何度も繰り返されることで、釘が徐々に抜けかけた状態になっていきます。
屋根の一番高い部分である棟板金はとくに風の影響を強く受けやすいため、釘が浮きやすくなります。

■釘浮きを補修しなかった場合に起こるトラブル

①雨漏りの発生

釘浮きが起こると棟板金と貫板の間に隙間ができ、この隙間から雨水が侵入してしまいます。
また、浮いた釘の釘穴から雨水が浸入する可能性もあり、屋根材の腐食や雨漏りへとつながってしまいます。

②棟板金の飛散

釘浮きは放置すると、強風などによって次第に釘が抜けてきてしまいます。
すると、棟板金の飛散リスクが高まり、通行人に当たったりする危険性があります。
また、隣家に当たって窓ガラスを割ったりすることもあり、大きな事故や損害賠償責任につながる可能性もあります。

③貫板や野地板の腐食

釘浮きによって雨水が侵入すると、貫板や野地板などの下地材が腐食していきます。
早期に釘の打ち直しをすれば費用は最低限で済みますが、放置して腐食が進行すると貫板の交換や野地板の補修が必要となり、修繕範囲も広がって補修費用も高額になってしまいます。
また、木材の腐食が進むとシロアリの発生リスクも高まり、建物の構造的な強度にも影響を及ぼして屋根全体の強度が低下します。
最悪の場合は、屋根の葺き替えが必要になるケースもあるため注意が必要です。

■まとめ

以上のように、棟板金の問題は「壊れてから直す」よりも、小さな変化の段階で気づいて対処することが最大のポイントになります。

  • 釘が少し浮いている
  • 板金にわずかな隙間がある
  • 台風後に少し音がする

こうした“軽微なサイン”のうちに対応できれば、
→ 雨漏りや飛散といった深刻なトラブルを防げる
→ 修理費用も最小限に抑えられる

結果として、建物の寿命を延ばし、余計な出費や緊急工事を避けることにつながります。

この記事を読んで、みなさまの大切な家の小さなSOSサインの早期発見・早期の対応ができるきっかけになれば幸いです(^^)/

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