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2025.08.14
ここ数年で「屋上をルーフバルコニーにしてみたい」とお考えの方が増えてきました。
屋上で子供と遊んだり、BBQしたり、楽しそうですよね。
でも「屋上のある家は、なぜ少ないのだろう」と思ったことはないですか?
実は、たくさんのメリットがあるルーフバルコニーは、少なからずデメリットもあります。
このデメリットの中でも雨漏りがやっかいで、屋上をつくることに消極的な建築会社が多いのです。
まずは、屋上のデメリットからご紹介します。
屋上は「屋上テラス」や「ルーフバルコニー」とも呼ばれます。
デメリットをしっかり理解してから採用すれば、思い違いなく活用できるでしょう。
よく言われるデメリットてしては
が挙げられます。
それでは、防水工事という観点からご説明していきます。
陸屋根(ろくやね)とは、勾配のない水平な屋根のことをいいます。
陸屋根は勾配屋根と比べて水がはけにくく、シッカリ防水しないと雨漏りの原因になります。
また、勾配屋根より厳しめのメンテンナンスも必須です。
住宅のベランダでよく行われるFRP防水工事は、おおよそ10年程度で再防水が必要となります。
屋上にも防水工事は必要であり、ベランダよりも広い面積のため、コストはどうしてもかかってしまいます。
しかし陸屋根である屋上防水工事は、足場を組まずに工事を行うことがほとんどのため、高額な足場代が不要となるのです。
外壁と屋根はセットで改修するケースが多いのですが、屋上は必ずしも外壁とタイミングを合わせて改修する必要がなく、それぞれのタイミングでメンテナンスができるところが大きなメリットです。
そのほかにもメリットはたくさんあります。
これから屋上のある住宅を建てる方も、今屋上のある住宅にお住まいの方も、屋上防水は必ずしも外壁塗装と一緒に行う必要はありません。
しっかりと調査ができる業者選びをし、劣化のタイミングを見極めてくださいね。